オキニ=デルゼのGET IN OUT!

白猫TCGのブログです。面白いカードを使ったデッキを紹介していけたらなぁと思っています。

第11弾「Majesty」紫カードレビュー

こんにちは、オキニ=デルゼです。新弾デッキ1つしか紹介してないけどもう次の弾です。新型コロナウイルスの影響で3月から4月までのフレミが丸ごと吹き飛んだので仕方ないですね。
言い訳はさておき新カードを評価していきます。

積極的に殴れるエース、「ヴァイス」!





新カードはメインディッシュのEXから頂くのがオキニ流。なので「ヴァイス」君から。
覚醒前は地味ながらヨシナカなどの4/5/4を素出しして壁にされても殴りやすいという点で優秀です。覚醒後は高いスタッツに加えてガードと下にルーンが付いていない相手キャラから戦闘ダメージを受けない効果を持っています。類似カードに青のノエル(WE)がありますが、ヴァイスはガードを持っているため返しのターンにも戦闘ダメージを受けない効果を活かすことができます。下にルーンが付いていないカードを半無力化できる上、積極的な攻撃で相手の山を削っていけるカードなので、単体の性能で見れば十分強力でしょう。
しかし、相手も対応してキャラチェンジによる展開をメインにしてきます。それに対抗するルーンを剥がすカードが必要なわけですが、今までの紫ではせいぜいオスクロル(ハロウィン)+ドウマといったモンスターのトリガー効果を使う方法しかありません。もちろんそれを解決してくれるギミックが新弾にあるわけですが…。

剥がしたルーンは何処へ





今まで青の特権だったルーン剥がし。ヴァイス君に合わせて紫も貰ったわけですが、青との差別化がされました。
新規カードのルーン剥がしは3枚とも「相手キャラの下についているルーンを、相手の山札の一番下に戻す」効果になってます。つまりは相手の山札が増えます。これは、相手の山札を削る手段に乏しい紫にとっては致命的なデメリットです。ヴァイス君がせっかく殴ってくれた点数の一部がこれでチャラです。既に雲行きが怪しくなってきましたが個々に見て行きましょう。
HR枠の「シャナオウ(マジェスティ)」は登場時効果でルーンのついてないキャラを足止めする効果と、起動1コストでルーンを1枚剥がす効果を持っています。登場時効果を狙ったキャラに当てたい場合はあらかじめルーンを剥がしておく必要がありますが、ルーン剥がしができるカードは自身を除くと2種類しかありません。相手が素出ししたカードに使うことが殆どになりそうです。とは言っても4/3/4で相手キャラを返しのターンまで無力化できるカードなので単体で見ればこれだけで優秀なカードではあります。ルーンを剥がす効果ですが、後述する2枚と比べてコスパが悪いです。自身の下にルーンが必要であることも厳しく上の効果のオマケでついてるという認識の方がうまく使えそうです。
「レオナルド」はルーンを剥がす目的であれば1コストで使えて複数回効果を使える可能性もあるカードです。ヴァイスの横に立てておくだけで相手の防御するキャラをある程度コントロールできます。3点トリガーで撤退してしまいますが1コストの仕事としては十分過ぎます。ただし1コストのアドバンテージに繋がらないキャラを採用するというリスクはあります。ヴァイス自身サーチのない中で立てないといけないカードなのでこのリスクはなかなか無視できるものではありません。
「シンラ」はモンスターでルーン剥がしを持っているという特徴に加えて、1コストで2枚剥がすことができるのでこの3枚の中では最高のコスパを誇ります。Lv.4やLv.5の高いスタッツを持ったカードの多くは下に2つのルーンを持って立っていることが多いので、ヴァイス君をこれらから守れるのがポイントです。覚醒前のカルマで回収できる点も注目でしょう。トリガー効果が全OFFと使いやすい点も評価できます。
シャナオウ(マジェスティ)以外は軽いカードなのでコンボギミックとしての点数は高いです。ただしリソース切れにならないためにデッキを回すためのカードを十分に採用することも忘れずに。それからデッキに戻したカードが原因で負けにつながる可能性もあります。リスクを冒してでもヴァイス君の攻撃を有効に通したい場面で使いましょう。

ルーン剥がしでヴァイス以外ともコンボ








ルーン剥がしがヴァイス専用になってしまってはヴァイス君が立つまで死に札になってしまいます。相手の効果を無力化する使い方もできますが、有効に活用できるコンボが多いに越したことはありません。
「エディ(シェアハウス)」は単体で見ても優秀な防御されないカード。ヘレナなどは無視できるので相手からすればこのカード用の受け札を用意しないと4点クロックになってしまう。クロックの意味はググって。
シェリル(シェアハウス)」はどちらかといえば牽制効果としての役割が大きいです。相手はわざわざ不利なトレードをしないので覚醒前は4/5/4のカードを無視できて、覚醒後は2/3/2のカードを無視できる。強く働く場面もありそうですが、軽いカードはドローやサーチなどアドバンテージにつながるカードが欲しいところ。
「セラータ(アイドル私服)」はそのドロー効果を持ったカード。しかし紫の同じコスト帯にはマフユ、マヤ(ハロウィン)、ヴィシャス(WE)と強力なライバルが並んでいます。今まで紹介してきたカードたちで殴っていくようなデッキなら防御先を失った下にルーンが付いてないキャラがセラータ(アイドル私服)の攻撃を受けてくれるかもしれません。
「モルデウス」で全体2点を用意できるほどルーンを剥がすカードは充実してません。そもそも下にルーンが付いてないキャラはヴァイス君を中心にしたデッキでは脅威ではありません。トリガー効果は魅力的ですが、重さも相まって微妙なモンスターです。

残りはざっくり






新弾ギミックの紹介が終わったので残りのカードですね。
「アナザー(リベンジ)」、ついに来ましたアナザーさん。個人的評価は100点なんですけど、相手に防御させない効果と効果で登場したキャラがそのターンに攻撃できない点が噛み合わないので普通の弱いカード。
「ユンロン」はガチャ召喚の効果を使えるカードの中で最も軽いという強みを持っています。最速2ターン目に10コストの光の王を出せるコンボが狙えたりと夢のあるカードです。
「レンファ(聖夜)」は山札を回復する効果を持っています。が、紫にはもっとコスパの良い山札を回復するカードがいっぱいあります。
「ラーウェイ」はモンスター関連の効果ですがコストが厳しいです。紫のモンスター代表のジロリンどぐうとのミスマッチが惜しい。





一方で「イザベラ」は捨て山からカードを取り除いてでも出す価値のあるカードです。0コストで受け札を用意できるので攻めに回せるキャラを増やすことができます。
「シャルロット(サマー)」は軽いコストで相手キャラにダメージを与えることができる点が優秀です。ただし同じ条件でより多くのダメージを出せるセツナ(ちび)が既にあるのが残念なところ。

まとめ

相手のルーンに作用する効果は青であまり使われてないことから分かる通り、かなりクセの強いギミックです。活かせるかどうかはヴァイス君をどれだけ早く立てて何回殴れるかというところがポイントになってきそうです。
味方にルーンをつける効果が今回追加0でしたが、「モンスター」「ダメージカウンター」「召喚効果」と様々なデッキタイプに新規カードが登場していて紫もだいぶ幅が広がってきたなとかんじます。
式神召喚、精霊召喚と新ギミックが微妙なところ続きなので今回は活躍してくれると嬉しいです。ではでは!