オキニ=デルゼのGET IN OUT!

白猫TCGのブログです。面白いカードを使ったデッキを紹介していけたらなぁと思っています。

第10弾「THRONES」紫カードレビュー

第9弾のカードレビューの次の記事が第10弾のカードレビューになるとは思ってなかったオキニ=デルゼです。温泉イロメロの考察に砕けました。
少し飽きが来ていても新弾は楽しみなもの。第10弾のカードをざっくりと見ていきましょう!

期待の低レベルEX、「カルマ」!





まずはモンスターデッキを強化するEX、「カルマ」君です。優秀なスタッツだけでなく、覚醒前後共に手札補充に長けた効果をしています。





紫の1コストと指定されてもこれだけのモンスターがあります。序中盤であれば「ヒールモス」を回収して場を整え、終盤であれば「フワフワスモーク」を回収して総攻撃ができます。
覚醒後では起動2コストで回収効果を発動できます。追加で「ジロリンどぐう」を回収できるようになりますが、他の2コストはトリガー効果が使いにくいカードが多いです。
覚醒後のルーン要求なしで打てる上効果はモンスター軸のデッキとの相性抜群で、特に「オスクロル(ハロウィン)」+「ジロリンどぐう」の後で2点追加して体力5を落としにいくことができます。
スタッツ効果共に申し分なしの優秀なカードです。サーチも実は後述するカードでできます。

式神召喚に続く精霊召喚の実力はいかに




続いての紹介はHR「エレノア(キンクラ)」と「カジャ」。手札から呼び出せなくなった代わりに精霊側のデメリットが少ないです。呼び出せない箇所は何期のキングスクラウンかで決まっているみたいです。
素出しであれば2/4と2/2が横に並び、受け札を多く構えることができます。「カジャ」の状態異常効果も無難に強い。
問題はルーンが付いていた際の効果。まず重ねて出す状況では足場より「エレノア(キンクラ)」の方がスタッツが低いことの方が多く、更に効果を活かせるのは「カジャ」を出した次のターンから。素出しして後からルーンをつけたところで、見返りはデッキ1回復とかなり地味です。
受け札を横に構えて状態異常という点では強いのですが、あえてこのカードを採用するかと言われると怪しい気もします。





加えてもう2枚、紫には精霊召喚があります。前弾の召喚シナジーを強化しようというコンセプトは素晴らしいですが、先に申し上げると個人的評価は低め。
「シャルロット(キンクラ)」は、3/4と4/1が立ってルーンを1枚剥がしながら除去されやすい体力1を対象を取る除去から守れることになります。一見強そうに見えますが、素出しで5コストがかなりネック。対象耐性もルーンが必要なのでうまく活用できる状況ばかりではないでしょう。また捨て山から出せないので一度デッキに戻す必要がある点もマイナス。
「ユキムラ(キンクラ)」は、3/3と2/3が場に並び回復効果を発揮します。3点トリガーの横行する白猫TCGにおいてこのスタッツと回復効果の相性の悪さはいうまでもないでしょう。

これらのカードで温泉イロメロは救われるのだろうか…。

新リーダー、「リーチェ」!




前弾では少し使いづらいリーダーが紫に渡されましたが今回は一味違う!
「リーチェ」はリーダー化に4コスト必要な代わりに登場時効果を持ちます。捨て山からモンスターをプレイできるというもので、汎用的な「ジロリンどぐう」を使うだけでも実質のリーダー化コストは2ということになります。もちろん除去を選んでリーダー化のリスクを軽減する使い方もできますし、超重量モンスターである「ルエル・サクラリッジ」を踏み倒し詠唱という使い方もあります。ただし、手札からプレイするわけではないので「オスクロル(ハロウィン)」の常時効果をこれで使うことはできません。
リーダー化した後はモンスターのコストー1。色は問いませんので、色々コスト軽減してリーダー化の元を取りましょう。モンスターが「オスクロル(ハロウィン)」と合わせて使いやすくなるというのも高評価ですがコスト1のカードは軽減できません。カルマとの若干のアンチシナジーですね、ほとんど気になりませんが。
2枚目以降のリーチェはバーン効果に化けますが、体力3が引っかかります。バーン効果持ちの宿命といいいますか、ここが4なら強すぎましたね。
それからトリガーで手札に加わるアーチャーです(重要)。


リーダーカードを紹介したついでにリーダーシナジーである「スピカ(シェアハウス)」を紹介。
軽いコストでありながら、リーダーを貼った後で5/5になります。1枚刺しておくと仕事してくれそうですが、この枠をモンスターに触れるカードや職サーチに対応したLv.4にした方がいい気もします。頭5は紫において貴重なので一考には値するカードです。

残りはさっくり


いきなり問題のカード「カルディナ」。相手の捨て山を1枚飛ばします。某カードゲームと違ってゲーム外からカードを取り戻す手段はないので相手のデッキによってはこの効果だけで詰みに持っていけることもあります、ソアラとかね。ウォリアーなのが非常に強い。

幸福感をともなう強烈な仲間意識。
コントロールデッキであれば序盤の猛攻を凌ぐ札になりますが、他のデッキでは採用の枠を取るのは難しそうです。またピン挿ししたものを終盤引いても使い道が少ないが、かといって多く採用してもハンドスカスカになるのが目に見えているので弱いよりかなと。




他の色ではかなり推されている捨て山コストが紫にも配られています。「千羽(ワールドワイド)」と書いてなんてちわですかね?
サーチ可能な魔道士、軽いLv.2、覚醒後は素出し3コストでルーン要求なし、低レベルに貴重なダメージ効果と詰め込んでも紫には苦しすぎる捨て山コスト。せめてスタッツが体力1ずつ多ければ…。




再録カード、弾を重ねれば入手の難しくなるカードは必然的に出てきます。今回はストr…構築済みデッキについてトラブルがあったことが理由みたいですが、今弾のモンスター推しの中でこれらの再録はありがたいですね。



リーダー化デッキの遅さをカバーしてくれる「空亡」。「リーチェ」の併用がほぼ必須になりますが十分すぎる強さ。効果ダメージの効かない相手にも戦闘ダメージ+「空亡」除去を通すことができます。
紫とは思えないアグレッシブさの「ドウマ」。「ヘレナ」→「カルマ」で回収しながら即使用で5/2突破、これが3コスト。



「酒場」はタウン構築を一変させる可能性を秘めたやべーカードです。例を挙げると

  • アーチャー「カルマ」「リーチェ」「オスクロル(ハロウィン)」
  • 武闘家「オウガ(茶熊和装)」「リアム(私立茶熊)」「ヴィシャス」

といった具合にシナジーするカードが実は同じ職だった時に状況に合わせてサーチを行うことができます。特にトリガーで手札に来る「リーチェ」を捨てて本来サーチ手段のない通常の「オスクロル」などが持ってこれるようになりました。
職サーチを入れた普通のデッキに入れても、その職サーチをまずはこれで持ってきて序盤を安定させることができます。
これ一本で記事が書けるので今回はこの辺で。
「鍛冶屋」はカルディナのある紫には必要ありません。他の色で見ても捲れるタイミングが不確定であることと、相手の捨て山のキーカードを引き抜きたいという目的が噛み合わない気がします。

再録おっそ、でも偉い。

まとめ

白猫TCG最初のコントロールデッキといえばやはりハロオス。昔からのファンが多いデッキになりますが、紫をよく使っている自分は実はほとんど手をつけていないデッキタイプになります。
強かったデッキに強化が来たんだから、それは強いに決まっている! ということでこの機会に使ってみようと思うのでした。
それでは次の記事で会いましょう、ではでは!