アナザーと「ルーンが付くたび」の裁定

こんにちは、オキニ=デルゼです！ 今日は私の魂のカード「アナザー」について、知られざる数々の秘密(つまりは裁定)をお教えしましょう。アナザーに限らず類似効果を持つ「カレン(聖夜)」でも起こりえるのでしっかり覚えておきましょう。

まずは我らがアナザーさんの効果を確認

「アナザー」は「味方キャラの下にルーンが付くたび」、相手キャラ1体に1ダメージという効果を持ちます。類似効果で「カレン(聖夜)」と「マウリツィオ」がいます。大事なのは太字の部分です。紫では様々な方法でこれを達成できますが、各状況での効果処理はどうなるでしょう。

まずは例題

「アナザー」の下に紫ルーンが1つ付いている状態で「キサラギ」を登場させました。「キサラギ」の登場時効果でルーンが2つ付いた場合、「アナザー」の効果は何回発動するでしょうか？

答えは「1回」ですね。何枚付いても「味方キャラの下にルーンがつく」のは1回です。

では問題

「アナザー」の下にルーンがついていない状態で「ジョイス」を登場させました。「ジョイス」の効果で「アナザー」の下に紫ルーンを付けた場合、「アナザー」の効果は発動するでしょうか？

答えは「発動する」です。「味方キャラの下にルーンがつく」タイミングと必要ルーンを満たすタイミングが同時なので誘発効果が発動します。

もう一問

「アナザー」の下にルーンが付いておらず、場に「メリド」とチャージしている「カレン(白猫テニス)」がいます。「カレン(白猫テニス)」のOFF効果を発動して「アナザー」と「メリド」の下に紫ルーンを付けた場合、「アナザー」の効果は何回発動するでしょうか？

答えは「2回」です。なんかおかしくないと思った方は例題の裁定から「1回の効果でどのキャラに何枚付いても誘発するのは1回」と勘違いしているからですね。実は付く枚数は関係ないけれど、「アナザー」の誘発効果は1回の効果で「付くキャラの数」分誘発します。実は「ダークティーチャー」が出た時点でこの裁定はあったのですが「ダークティーチャー」自体が凄い欠陥品でして…。

更に複雑になります

では「アナザー」、下にルーンが1つ付いた「カレン(聖夜)」、チャージしている「カレン(白猫テニス)」という状況で「カレン(白猫テニス)」のOFF効果を使用した場合はどうでしょうか？

これは結論から申しますと、「アナザー」と「カレン(聖夜)」の誘発効果は2回ずつ発動します。付く順番は関係なく、「カレン(白猫テニス)」の効果処理後に誘発効果の処理を行うためです。同じタイミングの誘発効果は順番をターンプレイヤーから順に好きに組むことができるので、自分に有利な順番で発動しましょう。

アナザー VS 覚醒アイシャ

では先程の状況で「アナザー」の誘発効果を「覚醒アイシャ」に2回当てた場合はどうなるでしょうか？

これは、「カレン(聖夜)」と「アナザー」の誘発効果の処理を全て終えた後、「覚醒アイシャ」の誘発効果が2回発動します。更に言えばこのとき「キャトラ」や「覚醒ルビィ」を登場させた場合は「覚醒アイシャ」の誘発効果を全て処理してから登場時効果が発動します。複雑ですね。

ところで、この状況で非常に大事なことなのですが、「アナザー」の誘発効果で「覚醒アイシャ」を撤退させた場合は「覚醒アイシャ」の誘発効果は発動しません。これは「覚醒アイシャ」が効果処理時に適正な領域に存在しないからです。つまり「覚醒アイシャ」を倒せる状態まで削ってから「アナザー」を「カレン(白猫テニス)」で誘発すれば「アナザー」さんの勝利というわけですね。

効果処理時に適正な領域に存在しなければならないという裁定はいろんなところで効いてきます。「カレン(聖夜)」が2回誘発効果処理待ちの状態で1回目の山札ダメージで3点トリガーを捲って撤退した場合は2回目の誘発効果は不発です。

「カレン(白猫テニス)」が登場して裁定が少し複雑になりましたが、こんな感じで特定のカードと組み合わせることで爆発力のあるコンボに繋げることができます。是非使ってみてください。 ではでは！